ブライダルビデオカメラマンが綴る結婚式の映像とは

ブライダル業界でエンドロールやプロフィールムービー制作を生業にしている私が、現在の結婚式の映像について説明と紹介をします。

ブライダル映像の種類 ③

記録映像や、当日上映もの(オープニング・プロフィール・エンディング)以外について紹介します。

 

①演出映像

 

 よくアーティストが入場前に上映しているあれです。オープニング映像とは異なり、演出映像として式場に準備されている場合が多いです。無い式場も多いですが、意図的に、好みの雰囲気を作り出す事が出来ます。

 

演出映像

 VRDG+H#1 (short version) on Vimeo

 

 上記は入場とは全く関係ないですが、こんな感じの映像です。入場・ケーキ・再入場・手紙のシーンで用意されている事が多いです。

 

②手紙ムービー

 

 新婦手紙の時にバックで上映される映像。幼い頃の写真や映像を使い、手紙の内容をより強く心に届ける。会場の涙を誘う。

 

③セーブザデート

 

 招待状を送る前に招待予定客に送信する映像。「○月○日私たち結婚します!」という内容の動画を送信し、列席者の方にいち早くスケジュール調整をお願いする為の映像です。かなり最近になってできた映像で、招待状を出すのがギリギリになっても日にちを確保してもらえる利点がある。

 

④余興映像

 

 よくある写真を使ったおめでとうムービーから、入場まで繋げる煽り映像まで、何でもありのムービー。結婚式の映像演出が非常に多くなってきた昨今では、拘って作っていないムービーは長く感じる印象。またムービー?と言われないように、工夫をしましょう。

 

マッピング

プロジェクションマッピングという物で、扉やカーテンに映像を投影し、入場に繋げる事が非常に多い。パフュームのコンサートでよく使われていた。ドレスにマッピングしてドレスの模様を変えたりできる。機材費用が高額で、保有していない式場だと20万以上かかってしまうケースもある。

 

細かく分ければまだありますが、大体こんな感じです。映像と言っても、どういう意図で上映する映像なのかによって変わってきます。自分で映像を作る際は、何に使う映像なのかを考えて作るのが良いです。

 

次回は「お金かけれないけど、映像は何をするべき?」という内容で書きます。